きものどころ あくあ屋

暑い日にはミンサー織2016-10-19

西表島の草木染ミンサー織
西表島の手仕事センターを訪ねた時の写真です。正確には、「竹富町織物事業共同組合西表手仕事センター」。なんと、島で自生する植物だけで糸を染めているそうです。言われてみれば、よく売っているミンサー織りの色とは違い、柔らかな色合いのものばかり。写真の赤みがかったベージュのグラデーションは、てっきり「紅露(クール)」とばかり思いましたが、「ひるぎ」でした。(注: 右の織りは観光客による体験作品で、プロの手による織りではありません)

ミンサーは木綿ですが、通年、着用できます。最近は細帯だけでなく、八寸帯もあるので、10月でも25度を超えてしまうような日には快適そうですね。西表のミンサー帯は本数も少ないため、東京でもあまり出回ることはないようですが、見つけたら、まずはその色の美しさをじっくり堪能してください。来年は、銀座の展示会を予定されているそうです。楽しみです!

Happy Halloween2016-10-25

ハロウィーン(ジャック・オー・ランタン)帯留
つい先週、25度を超える日の帯に悩んだばかりだというのに、今日は指先が冷たくなる寒さ。ようやく麻の襦袢を片付ける気になりました。着実に季節は進んでいるのですね。あくあ屋もハロウィーン柄の帯留で季節を演出します。