きものどころ あくあ屋

引き糸派?スナップ派?2017-12-14

絹穴糸
広衿の着物は半分に折って着付けますが、着やすいようにスナップや引き糸が付いています。また、何もつけない、ということもあります。スナップが一番よい、何もついていないと仕立てが雑、など、いろいろな勘違いが多いように見受けられますが、どれも正解です。昔は何もないか、あっても糸。現代は、スナップという便利な発明品があります。それぞれに良し悪しがありますし、要は好み?でしょうか。

さて、あくあ屋は。。。どちらかといえば引き糸派かなぁ?スナップは金属ですので、サビが心配ですね。今日は取れてしまったスナップの代わりに、引き糸を付けました。穴糸という太い絹糸を使います。衿に何もついておらず不便を感じていらっしゃる方や、スナップまわりが変色している着物をお持ちの場合、とても簡単ですので、引き糸つけに挑戦してみてはいかがでしょうか?

ローズヒップ2017-11-05

野ばらの実
お茶の話ではありません。着物の帯の柄の話です。

ローズヒップ、つまり、バラの実です。母の帯ですが、初めて見せられた時は、バラに実があるとは知りませんでした。でも、ローズヒップはお茶として知っていました。頭の中でその二つがつながったきっかけの帯です。

糸がひょろひょろ出ている紬地の帯はバブルの頃に相当流行ったらしいのですが、そういえば、全く見ませんね。流行ったくらいですから、お持ちの方は多いはず。皆様、箪笥のこやしになっていませんか~~?

金糸・銀糸・箔2017-10-23

金糸
日本刺繍用の金糸です。1mmちょっとの細さの糸をひたすら縫いとじている真っ最中です。目がちかちかしますが、美しい作品にするために、耐えて堪えて(笑)金糸をとじています。

金銀の糸や箔が使われている着物や帯をお持ちの方も多いと思います。しまい方を失敗して糸が真っ黒になってしまったり、茶色い点々シミが現れたりしないよう、美しくて大事な着物は、たまには出して広げて眺めてあげてください。しまいっぱなしが一番危険ですよ~

秋の声2017-09-21

日本刺繍・利休バッグ
久しぶりの更新。往復4時間の距離に親二人をかかえる一人っ子の身としては、この夏は本当にきつかった・・・ ドタバタ騒動のあげく、とうとう一人を老人ホームに連れて行ったものの、年寄り二人にたっぷり生気を吸い取られて身動きできない夏となりました。気づけば外は虫が鳴く季節。仕立屋 凛さんに縫ってもらった夏きもの、一度も手を通せなかった。ああ、悔しい~~! そういえば、おととしの今頃は京都の弘法市に行っていました。砂埃と闘いながら広大な敷地を歩きまわり、金糸の入った豪奢な西陣織の端切れをゲット。その布に刺繍をして、去年、利休バッグに仕立ててもらいました。また掘り出し物探しに京都に行きたいものです。

土潤って蒸し暑し2017-07-29

上布
昨日から七十二候は「土潤って蒸し暑し」、二十四節気は「大暑」。まさに季節の通り。暑くても仕方ないですね。8月7日から次の節気「立秋」に入ります。今が暑さのピーク。もうしばらくの辛抱ですね。 この時期は、植物の帯が気持ちがいいです。石垣のねぇねに織ってもらった苧麻の帯。絽や紗に比べて、はるかに涼しく、快適です!