きものどころ あくあ屋

創作帯2018-09-06

榛名神社の龍
暑い暑いと思っていても、やはり朝晩は風が涼しくなりました。秋へ向かっています。着物でお出かけには快適なシーズンがやってきます。

先日、無地の帯をたくさん手に入れました。白生地ではなく、すでに染め上っているため、好みの色とは言えませんが、しばらくは創る楽しみが増えました。あの色の帯にはどんな柄が合うかな、この柄は何色で刺そうかなと図案を考えている時間はとても楽しいものです。

榛名神社の扉の龍。今は何を見ても、図案に見えてしまいます。龍の柄は珍しくはないけれど、あまりに勇ましすぎる龍だと誰にでも似合うかものでもなさそうだし、図案に起こすのも難しそう。。。う~ん、何もしないうちに、すでに挫折?

帯のリメイク2018-07-02

箪笥にあった母の帯。
刺繍前
地味すぎるし、バッグにでもしようにも生地も柔らかすぎるし、さてどうしようか考えた結果、刺繍を入れてみました。

刺繍後
みごとに印象が変わり、大成功です!
ほんの少し色を挿すだけで帯もリフレッシュします。あくあ屋では、お直し刺繍、リメイク刺繍も承ります。ご興味のある方、ご相談ください。

富岡製糸場2018-06-04

明治の最新式繰糸器
ゼームス坂は、つつじ、立葵から、紫陽花が咲く季節となりました。ずいぶん早くから紫陽花が咲いたなと思ったら、今年は梅雨入りも早そうです。

着物を出す気になれない雨の週末は、富岡へ絹糸学習に出かけてみてはいかがでしょうか?明治のころの建物や設備も素晴らしいですが、糸についてじっくり学習できます。東京から日帰りできる距離です。行かれた方はぜひ、生糸と絹糸を触り比べてきてくださいね。

蚕起きて桑を食(は)む2018-05-22

蚕起きて桑を食む
昨日、テレビのニュースで、皇后さまが小石丸に桑の葉を与える映像が流れていました。「蚕起きて桑を食む」は、七十二候の一つで、今年は5/21~5/25。まさに、今ですね。皇后さまの「最後の給桑」の背景を皆様はご存知でしょうか?

小石丸は、皇后さまがいらっしゃらなければ、おそらく絶滅していたかもしれない、日本古来の在来種です。細く、美しい糸を吐くという小石丸の繭から手で紡いだ糸で織りあげる布は、まさに天女の羽衣だったことでしょう。そんな衣をまとってみたいものです。

(写真は参考資料であり、小石丸ではありません)

唐子文(からこもん)2018-03-16

唐子の大名行列
個人的には苦手な柄なのですが、着物や帯によく使われる唐子文という文様があります。唐風の髪型や衣装を身に着けた子供たちが楽しそうに遊ぶ姿を描いている文様で、子孫繁栄や家族の繁栄を意味する吉祥文といわれます。

友人から要らなくなった唐子柄の帯をいただいたのですが、この唐子は大名行列をしています。探してみると、唐子の行列柄も帯や着物にかなりありました。気になって調べてみると、ある歴史本には、唐子柄は江戸時代の朝鮮通信使を模して生まれたという説もあるようですが、、、正倉院のお宝にすでに唐子柄があるところから、この説には疑問を感じてしまいます。

さて、唐子の大名行列では、荷物を担いだり、籠をもったり、みな、働いています。それでも店によっては唐子は子孫繁栄を表している吉祥文様だという解説をします。う~ん、なんだか納得がいかない。働く子供でも家族の繁栄を表すだろうか。。。と思いながら、唐子ちゃんに刺繍で着物を着せてあげました。日本の文様は奥が深い。。。