きものどころ あくあ屋

背守り2018-11-05

背守り
実家の片づけをしていたら、ン十年前にあくあ屋本人がくるまれたと思われる、お宮参りの祝い着が出てきました。祖母の手作りです。麻の葉模様の背守りもついています。

着物の背には、通常、背縫い(縦に一直線の縫い目)があり、その縫い『目』が後ろを見張る魔よけの役目をしていました。ところが産着は小さいので、2枚の布を合わせる必要がなく、背に縫い目がありません。後ろを見る魔よけの目がない代わりに、背守りという飾り紋を糸で縫いつけます。

祖母が縫った背守りは、すくすくと、大きく丈夫に育つ麻の葉にあやかって、麻の葉の柄です。伝統的に子供の産着によく使われました。最近は、両親が好きな図柄を紋デザインにおこし、斬新な柄を刺繍することもあるようです。背守り、いま、むかし、ですね。

思いがけず発見した祝い着ですが、七五三のシーズンで着物のお子様たちをよく見かけることもあってか、祖母の思いをしみじみとかみしめる週末となりました。

藍染の大風呂敷2018-10-04

藍染の大風呂敷
終活することなく施設に入居となった母、終活する気がさらさらない父に代わり、このところ、ひたすら実家の片づけをしております。50年前のストッキングが段ボール1箱も出てきたり、使い方も今一つ不明な通販と思われる電化製品やら、どれだけあるのーー!と叫びながら片付けていますが、なかには、掘り出し物?もあります。

藍染と思われる大風呂敷。色もいい感じ。虫食い穴もないし、カビもない。これは使わせてもらおうと持ち帰り、まずは洗って・・・と水に浸した途端、真っ青に!まさかの色止めしていない布だったようです。買い置きのみょうばんでどうにか色止めをしましたが、時すでに遅し、指も手のひらも、藍で真っ青に染まってしまいました。洗う前に着物を包まないで本当によかった。。。

40~50年前のものと思われますが、古いものは、色止めしていないことが多いのかもしれませんね。皆様、洗う前にはぜひゴム手袋の装着を!

創作帯2018-09-06

榛名神社の龍
暑い暑いと思っていても、やはり朝晩は風が涼しくなりました。秋へ向かっています。着物でお出かけには快適なシーズンがやってきます。

先日、無地の帯をたくさん手に入れました。白生地ではなく、すでに染め上っているため、好みの色とは言えませんが、しばらくは創る楽しみが増えました。あの色の帯にはどんな柄が合うかな、この柄は何色で刺そうかなと図案を考えている時間はとても楽しいものです。

榛名神社の扉の龍。今は何を見ても、図案に見えてしまいます。龍の柄は珍しくはないけれど、あまりに勇ましすぎる龍だと誰にでも似合うかものでもなさそうだし、図案に起こすのも難しそう。。。う~ん、何もしないうちに、すでに挫折?

帯のリメイク2018-07-02

箪笥にあった母の帯。
刺繍前
地味すぎるし、バッグにでもしようにも生地も柔らかすぎるし、さてどうしようか考えた結果、刺繍を入れてみました。

刺繍後
みごとに印象が変わり、大成功です!
ほんの少し色を挿すだけで帯もリフレッシュします。あくあ屋では、お直し刺繍、リメイク刺繍も承ります。ご興味のある方、ご相談ください。

富岡製糸場2018-06-04

明治の最新式繰糸器
ゼームス坂は、つつじ、立葵から、紫陽花が咲く季節となりました。ずいぶん早くから紫陽花が咲いたなと思ったら、今年は梅雨入りも早そうです。

着物を出す気になれない雨の週末は、富岡へ絹糸学習に出かけてみてはいかがでしょうか?明治のころの建物や設備も素晴らしいですが、糸についてじっくり学習できます。東京から日帰りできる距離です。行かれた方はぜひ、生糸と絹糸を触り比べてきてくださいね。